「住み継ぐ人がいない」が6割。築50年団地で今、起きていること

今日は、全国のニュータウンや住宅団地で静かに進行している、大きな問題について書きたいと思います。
個人的にもいろんな思いがあるので、いつもより少し長くなりそうな気がしますができれば最後までお付き合いください。

広島市のあさひが丘団地で「住み継ぐ人がいない」世帯が6割近くに達したというニュースは、団地特有のそして全国のあらゆる団地で起こる問題です。

「ニュータウンや団地の空き家が増えるのはしょうがない、自然なことだ…」という声を聞きますね。

確かに、人口が減っている日本では空き家が増えるのは避けられない現実かもしれません。
でもぼくは、この考え方にはちょっと「待った」をかけたいんです。
なぜなら、団地の空き家には通常の空き家とは違う、独特の問題があるからです。

今回のあさひが丘団地では、家財をそのまま置いた空き家が100棟以上あるとみられています。
でも、ぼくが管理している空き家もこういった家財道具がそのままというケースが多いんです。

理由は、住んでいた人(両親)が施設などに入所したタイミングで空き家状態になったという事で、空き家というよりも、いずれ帰ってくるつもりの「留守宅」といった方がいい状態のものが多いです。

みなさん、入院や施設に入所するときには「そのうち元気になって帰ってくる…」という思いで家を空けます。
つまり、いつでも帰ってきてそのまま住める状態という事なんです。

両親が高齢のみなさんはこの気持ちわかると思います。

空き家管理士協会は空き家の可能性に挑戦します。

こちらの記事、詳しくはぼくの空き家ビジネスnoteで解説してます。

 

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