アナログとデジタル両面で「終活」を考える。

トピックス2022年6月26日

人生のさまざまな場面で思い出のある実家などが、将来、誰のものかわからず 放置され、ご近所さんや周りに迷惑をかける存在になってしまうのは何とも悲しいことです。

最近では「終活」などといって、こういった相続問題をスムーズに継承できるための活動も盛んになっていて、終活セミナーが各地で開催されたり、エンディングノートを書く人も増えています。

住居については、亡くなったあと誰が住むのか、誰かに貸すのか、はたまた売却して現金化して相続するのか・・・生前にある程度決めておかないと、ややこしくなってついそのままになってしまうこともあり、結局放置されていわゆる「負動産」といわれるものになってしまいます。

最近見た中で、神奈川県居住支援協議会が作成した「終活ノート」が特に空き家対策の面で素晴らしいので共有しておきます。

https://www.pref.kanagawa.jp/documents/14815/syukatsunote.pdf

こういった不動産や現金、証券など以外にも、最近では「デジタル資産」といわれるものが増えてきています。

デジタル資産とは、インターネット上に存在する無形の資産のことです。
ネットバンキングの口座に入っている預貯金をはじめ、電子マネーやキャッシュレス決済のチャージ残高、オンラインで取引中の株式や投資信託、FXなど様々です。ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産もデジタル資産の1つです。

今後ますます増えるであろう、こういったデジタル資産の終活も考えていかなくてはいけません。

最近ではこういったデジタル資産の整理、保管、承継を目的としたサービスも提供されています。こちら僕も試しに登録してみました。

Digital Keeper

今やスマホは、我々のデジタル資産にアクセスするメインの手段です。
しかしセキュリティ進化により、自分以外の人が開くことができないため、スマホやPCが「開けないデジタル遺品」となり、残された方が困る実例が多発しています。

「スマホのログイン情報」と「誰に伝えたいか?(継承者)」を登録することで、スマホさえ確実に継承できれば、実質的にデジタル資産の大部分の管理を託すことができるので、安心への大きなステップを踏み出せます。

いざという際はお預かりした情報や鍵を、ご家族など「デジタル資産継承者」にお届けし、安心・安全に引き継ぐことができます。

人生は何が起こるか予想ができません。もしものことが起きた時に残された方々にご自分の住まいや、デジタル資産を含めた資産についての 思いを告げることはできません。
 
また、残された方々にとっても、生前に確認しておけばこんなにも複雑な話にならなかったか も・・・ということが起こりうるのです。

空き家の可能性に挑戦!!

https://www.akiyakanrishi.org/

クレジットカード
2019年3月より、一般社団法人空き家管理士協会の皆さんの年間登録料のクレジットカード支払いが可能となりました。利用できるクレジットカードはVisa,Master,JCB,Amex,Dinersです。ぜひご利用ください。
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