ふるさと納税と空き家管理
トピックス2019年5月21日
返礼品の過熱ぶりが注目されるふるさと納税。
そもそもふるさと納税はどのような理念で始まったのでしょう。
総務省によると、
育ててくれた、支えてくれた、一人前にしてくれた、ふるさとへ。
都会で暮らすようになり、仕事に就き、納税し始めると、
住んでいる自治体に納税することになります。
税制を通じてふるさとへ貢献する仕組みができないか。
そのような想いのもと、「ふるさと納税」は導入されました。
・納税者が寄附先を選択する制度であり、その使われ方を考えるきっかけとなる制度
・お世話になった地域に、これから応援したい地域へも力になれる制度
・自治体が国民に取組をアピールすることで、地域のあり方をあらためて考えるきっかけとなる制度
とあります。
最近では、高額な返礼品ばかりに注目されますが、本来の理念とはずれてきてしまったようです。
そんな中で返礼品として空き家の管理を提供する自治体も出てきました。
自分が生まれ育った町。実家の両親も父親が亡くなって、母親が施設に入居している今では、ほとんど実家に帰ることも無くなりました。
母親に会いに年に数回帰るものの実家に泊まることもなく、実家の庭は荒れ放題、草が腰の高さ位まで伸びてしまってます。
そんなときにこそ本来のふるさと納税の理念を思い出して、ふるさとの役にたてる意味で納税し、返礼として実家とその地域の環境も改善でき、なおかつ各種税金の控除にもなる。
まさにふるさと納税の本来の形だと思いますがいかがでしょう。