テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で『かくれ空き家』問題が取り上げられました
2026年10月23日、テレビ朝日系列「羽鳥慎一モーニングショー」で、長屋などに潜む「かくれ空き家」の問題が取り上げられ、一般社団法人空き家管理士協会 代表理事 山下裕二が取材協力いたしました。
今回のテーマは、一般的な戸建ての空き家とは異なる、長屋における空き家問題です。
「かくれ空き家」とは?
長屋や連棟住宅では、一つの建物の中に居住中の住戸と空き家が混在しているケースがあります。
こうした建物は、一部の住戸が長期間使われていなくても、建物全体としては居住が続いているため、空家等対策特別措置法による対応が難しい場合があります。
今回の「かくれ空き家」は、こうした制度の対象から外れやすい空き家を考えるうえで重要なキーワードです。
一戸の空き家が、隣の暮らしを脅かす
長屋の問題は、単に一戸が空き家になることではありません。
老朽化した空き家の屋根や外壁が崩れることで、隣接する住宅や通行人に危険が及ぶ可能性があります。
また、建物がつながっているため、一戸だけを修繕・解体するにも、隣接する所有者との調整や構造上の検討が必要になります。
所有者の高齢化や相続問題が重なれば、解決はさらに難しくなります。
空き家問題を「見えてから対応する」だけでは遅い
全国の空き家は、2023年の住宅・土地統計調査で約900万戸に達しています。
しかし、空き家問題を考えるうえでは、単に空き家の数を把握するだけでは十分ではありません。
建物の一部だけが使われていないケースや、所有者が管理できなくなっている住宅など、表面化しにくい問題にも目を向ける必要があります。
空き家管理士協会では、空き家になってからの対応だけでなく、管理不全に陥る前の予防的な管理が重要だと考えています。
今後も、全国の空き家管理士や地域の事業者との連携を通じて、こうした問題の周知と解決に取り組んでまいります。
※「かくれ空き家」は本記事における問題提起のための表現であり、法律上の定義ではありません。


















