所有者の「保険見直し」が増えている?参入者が見るべきサイン

「空き家って、放置されてる家でしょ?」そう思われがちですが、実は逆の動きも出ています。

ある調査では、空き家に関する火災保険の見積り依頼のうち86.8%が既存(所有済み)物件の維持管理目的だったそうです。
つまり市場には、“ちゃんと守りたい・管理したい”所有者が確実にいる。

空き家ビジネスは、ここを起点に設計すると強いです。

今日はその理由と、参入者が取りやすい勝ち筋をまとめます。

空き家所有者は「放置」より「維持」を選び始めている

空き家市場というと、「困っている家」「壊れかけの家」ばかりが注目されがちです。

もちろんそれも現実です。
でも、今回のデータが面白いのは、空き家に関する火災保険の見積り依頼のうち、既存物件の維持管理が86.8%と圧倒的多数だった点。
これは「売るため」「買うため」よりも、「今ある資産を守るため」に動く人が多い、というサインでもあります。

空き家が増えること自体が“即アウト”ではなく、問題は放置されて無関心になること
逆にいえば、関心が残っているうちはビジネスとしても支援としても介入しやすい。

ここが参入者にとって重要なポイントです。

用途が変わると、リスクもニーズも“別物”になる

居住用は「既存47.4%・新規27.5%」で、見直し需要が強い

居住用では、見積り依頼が既存47.4%・新規購入27.5%という結果でした。
新規購入はローン契約などで保険加入が一般的ですが、注目は既存の多さ。
「保険料が変わった」「補償内容が今の暮らしに合わない」など、定期的な見直しニーズが出ています。

店舗・事務所は賃貸が47.1%。参入支援の形が変わる

一方、店舗・事務所利用では、見積り依頼の47.1%が賃貸

居住用の賃貸比率(16.6%)よりかなり高い動きです。
ここは「資産維持」よりも「事業運営のリスク」に寄っていく。
つまり空き家ビジネスも、途別に入口を分けるだけで提案精度が上がります。

参入者が狙うべき勝ち筋は「保険=入口商品化」

火災保険そのものを売る話ではありません。

参入者が見るべきは、保険を検討している=リスク感度が高い所有者が存在することです。

たとえば、空き家所有者が不安に感じやすいのはこんな場面です。

・台風や強風のあとに屋根・雨どいが心配

・雨漏りの“気づくのが遅い”

・誰も住んでいないから、小さな破損が大きくなりやすい

・管理の手配が面倒で、後回しになる

ここに対して、参入者が作りやすいメニューはシンプルです。

おすすめのセット設計

・月1回の巡回点検(外観+室内)

・写真レポート(LINE・メール)

・軽微な応急対応(飛散物の回収・簡易養生など)

・必要なら専門家へ連携(修繕・保険・士業)

大事なのは、いきなり大型案件を狙わないこと。
保険を考える層は、まず安心の継続を買います。

信頼が積み上がると、修繕・利活用・賃貸・売却支援へと自然に伸びていきます。

空き家管理士協会は、空き家の可能性に挑戦します。

この記事の背景や現場目線の補足は、ぼくの空き家ビジネスnoteで詳しく解説しています。

 

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