地域おこし協力隊が「空き家活用」に強い理由。

「こんな古い家、誰も欲しがらないでしょう」空き家の現場で、よく聞く言葉です。
でも実は、その当たり前が、地域に眠るチャンスを見えなくしていることがあります。


そこで効いてくるのが、地域おこし協力隊のような「外から来た人の視点」。

地元では見慣れた古民家が、外の人には「宝物」に見える瞬間があるんです。
空き家ビジネスを考えるなら、価値の再発見を起こす仕組みづくりが勝ち筋になります。

地域おこし協力隊は、空き家活用の“起点”になりやすい

地域おこし協力隊は、地域の外から入り、一定期間をかけて現場に入り込む仕組みです。

だからこそ、空き家のように「物件・人・地域事情」が複雑に絡むテーマで力を発揮しやすい。
最近は、協力隊の方が空き家管理士の資格を取得し、管理・活用の両面から地域課題に向き合うケースも増えています。

外からの視点に基礎知識が加わると、提案の精度が一段上がるんですよね。

強みは「外の目線」×「現場で動ける時間」

空き家活用はアイデアだけでは進みません。

所有者の事情、近隣との関係、管理状態、地域の需要…調整ごとが多い。
協力隊は、地域に関わる時間が確保されている分、関係づくり→仮説→実行のループを回しやすいのが特徴です。

「地元が一番詳しい」は、空き家活用では逆になることがある

もちろん地元の方は歴史や人間関係に詳しい。これは強みです。
ただ、空き家活用に限っては、地元の人ほどその建物を「見慣れすぎている」ことがあります。

毎日通る道の古い家は、景色の一部になってしまう。

価値を考える機会が少ないのも自然なことです。

「ただの古い家」が使える資産に見える瞬間

外から来た人は、築年数のある木造住宅を見て、
「ここ、リモートワーク拠点にしたら良さそう」
「蔵を小さなショップにできそう」
と、素直に驚ける。ここが大きい。
ただし外の視点だけだと、現実とズレることもあります。

だからこそ、地元の知恵×外の発想を協働で混ぜることが重要です。

空き家オーナーの「誰も欲しがらない」は、思い込みかもしれない

所有者さんからよく聞くのが、
「こんな古い家、誰も欲しがらないでしょう」
という言葉。
でも正確には、「地元では欲しがる人が少ない」だけで、外の人が価値を見出す可能性はあります。

実際、協力隊が関わると「地元では動かなかった空き家」が動き出すケースもあります。

ここに、ビジネスの入口がある

空き家ビジネスは、いきなり大改修や派手な活用から始まるわけではありません。
最初の勝負は、価値発見(見立て)です。

  • この空き家は「誰に刺さるのか」

  • どんな用途なら現実的か

  • 管理をどう整えるか
    こうした整理をして初めて、次のアクション(募集・マッチング・運営)に進めます。

放置される空き家と、活用される空き家の違いは「管理の有無」

私たちが大切にしている考え方のひとつが、
空き家が増えること自体が問題なのではなく、放置されることが問題という視点です。
管理されずに傷んでいくと、選択肢が狭くなりやすい。

逆に、最低限の管理があると「貸す・売る・使う」の可能性が残ります。

「管理→活用」の流れを作れる人が地域に必要

ここで協力隊のような存在が活きます。
地域に入り込み、所有者・行政・事業者の間をつなぎながら、管理から活用へスムーズに橋をかけられる。
空き家ビジネス参入を考える方にとっても、協力隊・移住者・地元のキーパーソンとの連携は、案件獲得の近道になりえます。

空き家管理士協会は、空き家の可能性に挑戦します。

この記事の背景や現場目線の補足は、ぼくの空き家ビジネスnoteで詳しく解説しています。

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